ブランドヒストリー｜モカシンワークス

- HISTORY -

ラッセルモカシンはアメリカのウィスコンシン州にある創業100年以上（1898年創業）の老舗ブーツメーカーで、 昔ながらの製法でハンドメイドによるブーツを作り続けているブランドです。 もともとは森林の伐採作業の際に履く為のブーツとして、設立者の ウィル ラッセル氏が作ったのが始まりでした。 そのブーツの優れた機能性はすぐにハンターやアウトドアマン達の間で広がっていき、 ブランドとしての価値も認められていきました。 1920年代以降は、新たに加わったビル ガスティン氏によって現在知られるような多くのバリエーションが生まれ、 それ以降ハンターだけでなく、大統領や将軍、王様や映画俳優に至るまで多くの方に愛されるハンティングブーツとなったのです。

足を裏側から包み込むように仕上げていくモカシン製法は、袋モカやインディアンモカとも呼ばれ、 最も古くからある靴の製法とも言われています。 堅牢性はもちろん、その構造上耐水性も兼ね備えたモカシン製法ですが、ラッセルモカシンでは多くの工程を手縫いで行っており、 袋状に仕上がる靴は履き込む毎に足に馴染んでいき、病みつきになるような履き心地が人気の秘訣です。 また、ハンドメイドならではの温かみのある仕上がり、 多くのバリエーションを生んだデザイン性の高さとや機能面での信頼が今日の人気を支えてきたアメリカブランドです。

ラッセルモカシンのブーツは、現在でも当時の製法のまま熟練の職人による手作業で生産されており、 大量生産品では表現できないハンドメイドならではのブーツを作り続けています。 数少ない職人の手によって作られている為、商品のオーダーから国内への入荷まで半年から1年以上を要する場合もあり、希少性の高いブランドといっても良いでしょう。 当然、日本国内での流通量も多くはなく、一部のセレクトショップなどで別注品を見かける程度です。 ラッセル社は「決して巨大な靴の多国籍企業になることはない。 小さなままであることを望み、そしてラッセルモカシンの品質を認める個性豊かなアウトドア愛好者たちの為に、 可能な限り上質なハンドメイド製品を生産する」という考えの元、職人気質でストイックな姿勢を貫いています。 是非、この機会にその履き心地と歴史を実感し、皆様のワードローブに加えてください。